私たちは、情流（情報流通）が最も重要なファクターであると確信しています。業種や業態を超越してこそ、優れた商品開発やマーケティングが可能となります。

流通業から一般消費者までめまぐるしく変化する現在においては、進化［深化］したものが生き残れると美多加堂は考えます。常に将来を見すえた菓子卸売業をめざします。
特に小売業様への提案のキーワードは、少子化・高齢化・健康指向・有職主婦の増大による食生活の変化が挙げられます。美多加堂はこの変化に適切に対応する企業でありたいと考えます。

生産と消費を結ぶ「流通」において、その起点はサプライサイド（生産）からコンシューマーサイド（消費）に移ってきました。その流れの中で、様々な概念が導入され、変遷してきました。
卸売業においては、その機能をシステム革新と新たなテクノロジーで磨き上げ、変化する市場に対応することが求められてきました。

卸売業は「中間業者」と言われますが、ただ単に商品を右から左に流している訳ではありません。美多加堂は、「お菓子」という専門性の高い商品分野で、情報・ノウハウを蓄積し、お得意先様のお役に立てるべく、様々な流通機能を磨き上げて参ります。

現在小売業をとりまく環境は、厳しさを増しています。それは欧米小売業の日本進出に対しての強い危機感とオーバーストア化の波です。
美多加堂は、中間流通企業として、小売業様のEDLO化（エブリディローコストオペレーション）追求に真正面から取り組みます。
日本の流通は、小売業の規模が欧米に比べて小さく、私たち卸売業の役割がきわめて重要といっても過言ではありません。さらに情報の流れも物流も、多層・多段となっており、卸売業の使命は、小ロット多頻度配送の実現、さらに工場から店舗までの最適の物流システムの構築です。

美多加堂は、卸売業専門会社として、物流センターの運営、さらに小売業が運営する物流センターの在庫管理手法や店舗の品揃え提案、棚割提案、さらに販促手段のサポートまでを積極的に行います。
これからの美多加堂は、小売業・卸・メーカーとの三位一体の強力なコラボレーション体制を作り、小売業様のEDLOの実現に積極的に参画いたします。

美多加堂は各小売業様のROE（総資本利益率）の向上のため、商品回転率と在庫回転率を最適にするための提案を行います。
さらに、菓子売場全体を魅力的にすると共に、品切れ、値入率、ロス（値下げ）の低減、および補充生産性向上など全般に取り組んで参ります。

品切れを減らし過剰在庫をなくす、儲けを最大化する。さらに菓子類は新商品との入れ替えが激しくライフサイクルが短いため、新商品の入れ替え時の売れ残り値下げを防止する。